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光重合型レジンの重合収縮挙動へのレーザースペックル法の応用

研究課題

研究課題/領域番号 19791413
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

児島 智美  日本大学, 歯学部, 非常勤医員 (50434080)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード光重合型レジン / 重合収縮 / レーザースペックル法 / スペックルパターン
研究概要

光重合型レジンは,その重合硬化に伴って微細な動きを示すが,これに伴ってスペックルパターンは激しく動き,硬化の進行に伴ってパターンの動きが緩慢になり,やがて停止する。このようなスペックルパターンの変化を検出することによって,ナノセカンド単位で光重合型レジンの重合硬化挙動を検出する測定装置など周辺機器の条件設定とともに重合硬化挙動に関する基礎資料を得ることを目的として本研究を行った。
フィラー含有量ならびに粘性の異なる光重合型レジンを用いて,改良型レーザースペックル装置によって重合硬化途次における重合挙動の観察を行った。なお,光重合型レジンを重合硬化させる際に用いる照射器は,その光強度を200あるいは600mW/cm^2に調整して実験に用いた。次いで,レジンペーストが填塞されたガラスモールドを,試料台に静置した。レーザー光を試料底面および側面中央部の2点に照射し,スペックルパターン検出部とする。さらに照射を行い,スペックルパターンの変化を1/1,000秒単位で検出し,光線照射前の状態におけるスペックルパターンの一致率として算出した。
その結果,重合反応に伴って生じる局所の移動距離および方向は可視光線の光強度に影響されることが判明した。さらに,粘性の低い光重合型レジンのスペックルパターンの変化はこれが低いものと比較して緩序であった。また,光重合型レジンの重合収縮応力は,粘性の低いもので小さくなる傾向を示したものの,体積重合収縮量ではこれが大きい頃が判明した。
以上のように,重合収縮のパラメーターとしてレーザースペックル法を応用することによって,光重合型レジンの重合挙動の一端を解明することが可能であった。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 超音波フェーズドアレイ法を用いた接着欠陥検出に関する基礎的検討2007

    • 著者名/発表者名
      稲毛寛彦, 安田源沢, 宇山 聡, 前田 徹, 児島智美, 高見澤俊樹, 青島 裕, 宮崎真至
    • 雑誌名

      日歯保存誌 50

      ページ: 338-343

    • NAID

      110007151178

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ポンディング材の経時的色調変化2007

    • 著者名/発表者名
      黒川弘康, 天野紫乃, 児島智美, 宇山 聡, 安田源沢, 吉田武史, 前田徹, 福本敬一, 宮崎真至
    • 雑誌名

      日歯保存誌 50

      ページ: 486-492

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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