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任意形態付与が可能な炭酸アパタイト骨補填材の創製

研究課題

研究課題/領域番号 19791446
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関九州大学

研究代表者

鈴木 裕美子  九州大学, 大学病院, 医員 (20432916)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
4,133千円 (直接経費: 3,687千円、間接経費: 446千円)
2009年度: 503千円 (直接経費: 387千円、間接経費: 116千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードインプラント / 骨補填材 / ハイドロキシアパタイト / 炭酸アパタイト
研究概要

本研究では、新生骨と置換しうる可能性のある生体骨の無機主成分である低結晶性炭酸アパタイトを人工的に創製することを目的とした。
まず、任意形態のセッコウ硬化体を作製し、種々の濃度比のリン酸三Naと炭酸Na混合水溶液中で水熱処理し、形態を保持したまま組成を炭酸アパタイトへと相変換させ、ブロックを調製した。次に炭酸アパタイトブロックを分析し、強度以外は天然の骨の結晶成分に類似していることを確認した。続いて、細胞を用いた炭酸アパタイトブロックの生体適合性の検討を行い、天然骨に類似した細胞反応を示すことが明らかになった。また、この試料を実験動物に埋入した結果、本材料は生体内においてもマクロファージではなく破骨細胞により吸収され、また材料表面に骨芽細胞が直接接して骨基質を分泌している像が見られたことより、生体骨を細胞レベルで模倣していることが示唆された。これらより、本研究の低結晶性炭酸アパタイトブロックは生体内で吸収されたのちに新生骨と置換し、なおかつ骨欠損部の形状に一致させうるという点で、現在臨床応用されている従来の骨補填材とは全く異なるものである。この材料によって、従来の骨補填材の欠点であった生体内での非吸収性や形態付与の困難性を解決可能と思われる。

報告書

(4件)
  • 2009 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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