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クレンチングはストレスを緩和するのか?

研究課題

研究課題/領域番号 19791461
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

田原 靖章  東京歯科大学, 歯学部, 助教 (50385150)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,860千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワードブラキシズム / クレンチング / ストレス / コルチゾール / 唾液 / 筋電図 / 発汗 / 血流
研究概要

近年, 全身機能に及ぼす咀嚼器官の重要性に関する事実が明らかにされてきたが、その認識は十分ではない。その中でもストレスと顎口腔系との関係については、いくつかの報告があるがいまだ不明な点が多い。一般にブラキシズムはストレスによる生体応答のひとつとされ、そのストレスを緩和することがブラキシズムへの治療となる場合がある。しかし、ブラキシズムという行為がストレスを緩和しているという考え方もある。また、ブラキシズムに対する臨床的評価は、口腔内の環境を増悪するものとして位置づけされ、その意義はあいまいで統一した見解はない。そこでパラファンクションであるブラキシズムの中でもクレンチングに着目し、クレンチングがストレスを緩和することを明らかにすることを目的に研究を行った。ストレス状態の評価として内分泌系の指標である唾液中のコルチゾール濃度を測定した。また、クレンチングの評価には筋活動量を計測した。
被験者にはストレス負荷として計算問題を20分間行わせ、その後、クレンチングを行わせた。クレンチングの条件は、強度を「弱い力」および「中等度の力」の2条件とし、5秒毎のクレンチングと安静の繰り返しを3分間行ない、これを3回繰り返した。これらの各条件は、同一被験者に対してランダムに実験日をかえて行った。
唾液中コルチゾール濃度を分析したところ、クレンチングはストレス状態を緩和することが明らかとなった。なかでも、「弱い力のクレンチング」の場合にその効果は大きいことが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Influence chewing rate on salivary stress hormone levels2008

    • 著者名/発表者名
      A Tasaka, Y Tahara, T Sugiyama, K Sakurai
    • 雑誌名

      日本補綴学会雑誌 52

      ページ: 482-485

    • NAID

      10029763723

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] チューイングおよびクレンチングがストレスの指標である唾液中コルチゾール濃度に及ぼす影響2007

    • 著者名/発表者名
      田原靖章、櫻井 薫、安藤友彦
    • 雑誌名

      歯科学報 107巻

      ページ: 709-714

    • NAID

      10020158922

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 咀嚼や噛みしめはストレスを緩和するか2008

    • 著者名/発表者名
      田原靖章, 田坂彰規, 杉山哲也, 櫻井薫
    • 学会等名
      第21回日本歯科医学会総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(横浜市)
    • 年月日
      2008-11-15
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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