研究課題/領域番号 |
19791507
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
八島 明弘 名大, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90316266)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 540千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 再生医学 / パルス電磁場刺激 / 幹細胞 / ウサギ頭頂骨 / 組織工学 / 顎骨再生 / パルス電磁場刺 / PRP / 蛍光ラベリング / チタン製キャップ |
研究概要 |
平成20年度の計画では基本的な手技は平成19年度に準じて行った。平成19年度では、磁場強度0.3【mT】、周波数100【Hz】、パルス幅25【μSec】の条件下のパルス電磁場刺激にて骨造成作用が確認されたことを報告している。平成20年度はパルス電磁場刺激の最適(骨再生の為の)な条件設定として刺激の強度、時間、期間を検索していくことであり次の2つの項目について実験を行った。1)刺激強度 : 刺激強度は、0.0、0.3、0.6【mT】の条件で設定し最適な磁場強度を検索する。2)刺激時間の設定 : 刺激時間を1日辺り4時間刺激群、6時間刺激群、8時間刺激群の3群により刺激時間を検索した。3)では1)と2)の結果に基づいた条件下で刺激開始2週後、4週後、8週後の組織像から骨再生量の評価を行った、1)の結果としては、培養骨を挿入したチタン製キャップに0.0mT,0.3mT,0.6mTの刺激条件で4週間パルス電磁場刺激を与え、再生骨量を評価した結果0.0mTと0.3、0.6mT刺激条件の間で有意差を認めおよそ1.7倍の骨量の増加を認め、また0.3mTと0.6mTの刺激条件下では有意差は認められなかった。2)磁場強度0.3【mT】、周波数100【Hz】、パルス幅25【μSec】の条件下にて1日あたりの刺激時間を4時間、6時間、8時間のそれぞれの条件で4週間刺激を与え比較検討したところ4時間刺激群と6時間刺激群および8時間刺激群の間で骨量増加に有意な差を認めた。3)磁場強度0.3【mT】、周波数100【Hz】、パルス幅25【μSec】の条件下にて一日あたり6時間の刺激を与え2週後、4週後、8週後で骨量を評価した。2週後と4週、8週間後で骨量の増加量に有意さを認めた。上記の3つの結果からパルス電磁場刺激は培養骨の骨形成作用を増加させたことを示唆した。
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