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X線CTおよび非接触型三次元計測装置より得た顎顔面軟組織形状の統合・分析・評価

研究課題

研究課題/領域番号 19791546
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

神尾 崇  東京歯科大学, 歯学部, 助教 (70433951)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,230千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 30千円)
2008年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード三次元計測 / 顎顔面軟組織 / 顎変形症 / CT / 三次元
研究概要

顎顔面の硬組織変化に対する軟組織変化について検討することを目的とし、予備研究としてCTおよび非接触型三次元計測装置から得られた顎顔面硬軟組織情報の統合、評価を試みた。
対象は骨格および顔面形態精査のためCT撮影および顎顔面三次元計測を行った顎変形症患者15名とした。CTはSomatom Plus4 VolumZoom(Siemens、Germany)を用い、医療画像ビューアOsiriXにて軟組織データの抽出を行った。顎顔面軟組織の計測には、非接触型三次元計測装置VMH-300F(UNISN、大阪)を用いた。この2つのモダリティから得られたデータはそれぞれ三次元汎用フォーマットであるSTL形式に変換し、リバースエンジニアリングソフトウェアImageware 12(UGS PLM Solutions、USA)上で重ね合わせを行った。この2つのモダリティのデータは、各々約数万個の点で構成される不規則な点表現の集合体である。そのままでは他群の点群データと一対一で対応しない。そのためImageware 12上で、対象としたい片方の点群データをポリゴンメッシュ化することでその解決を図った。
その結果、CTで得られた顎顔面軟組織と非接触型三元計測装置から得られた顎顔面軟組織との重ね合わせの平均の誤差は1.32+/-1.03mmであった。
本結果から、非接触型三次元計測装置を用いることで上記レベルでX線被曝が無く非侵襲かつ簡便な顎顔面軟組織の計測、評価が行いえるものと考えられ、顎顔面の評価手法として臨床応用が行いうると思われる。今後の展望として、(セファログラムなどの)従来からの手法との比較評価を行い、顎顔面の硬軟組織の三次元的分析手法の確立を目指し、さらには非接触型三次元計測装置データを筋骨格系を含めたボリュームデータへ還元し、術前・術後の顔貌予測シミュレーションへの応用を検討課題としている。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Reliability of 3-D laser scanner imaging for facial softtissue2008

    • 著者名/発表者名
      神尾崇
    • 学会等名
      The 7th Asian Congress of Oral and Maxillo-Facial Radiology and The 13th Conference of Clinical Diagnostics of JSOMR
    • 発表場所
      奈良市・奈良県新公会堂
    • 年月日
      2008-11-21
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 外科的矯正手術における術後腫張の経時的変化の評価2007

    • 著者名/発表者名
      神尾 崇、与謝 野明、笠原清弘、片倉 朗、高木多加志、柴原孝彦
    • 学会等名
      第17回日本顎変形症学会総会
    • 発表場所
      新潟県新潟市・朱鷺メッセ
    • 年月日
      2007-06-21
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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