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文化的コンテクストにおけるスピリチュアリティに関する研究:日本人と日系ハワイ人の比較から

研究課題

研究課題/領域番号 19791654
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関長崎大学

研究代表者

山口 智美  長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (60360062)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,680千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードターミナル / スピリチュアリティ / 比較文化 / QOL / 日系ハワイ人 / 看護文化 / スピリチュアリティー
研究概要

本研究では日本人とハワイ人の生活文化を含む文化的コンテクストにおけるホスピス等の終末期患者のQOL(生活の質)及びスピリチュアリティ(SP)に関する比較文化的探求を試みた。調査期間中、日系ハワイ人該当者はなく、最終的に日本人3例とハワイ人3例の合計6例を対象とした。小規模なマルチメソッド調査からではあるが次のような成果を得た。
1. 日本人共通のカテゴリーは「家族や周囲の者に対し申し訳なく思う」、「運命に身をまかせる」、「自分のことが自分でできないことを悔しく思う」、「残して行く家族の将来を案じる」、「家族や友人に感謝する」であった。終末期の受容、家族・友人など周囲との人間関係や、それらの予期的喪失感に伴う感情が表現された。宗教的世界観の影響を示す言葉は表出されなかった。
2. ハワイの対象者に共通するカテゴリーは、「家族や友人に感謝する」、「運命に身をまかせる」、「心配や恐れを取り除く神の導きを信じる」等であった。終末期の受容やQOLに対する宗教的世界観の影響を示す言葉の表出があった。
3. 共通のカテゴリーは「家族や友人に感謝する」、「運命に身をまかせる」であった。
4. WHOQOL26得点は日本人平均3.31点、ハワイ人平均3.49点であった。パフォーマンス・ステイタス不良が必ずしもQOL得点を低くするとは限らず、既存尺度では測定が困難なQOLの側面がある可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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