救命救急処置場面は、看護師や医師などの多職種が協働する場であり、患者の入院(搬送)時から退院までと短時間に状況が進んでいく。そのため、看護師が行う調整された情報伝達と、家族が心理的・身体的変化に対応できる体制を整えることが、患者家族への一貫性のあるケアの提供と効果的な支援につながっているこが明らかになった。また、看護師は、家族の来院時直後から家族とかかわり、家族から得た情報は、救命救急処置に関係する内容から優先的に処置に携わるリーダー医師に伝え、チーム間で同じ情報を共有できるように調整している。
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