研究概要 |
メンタルヘルス支援システム構築の実績を持つ14名の産業看護職を対象に半構成的面接調査を実施し、その内容を質的帰納的に分析した。さらに、その内容についてデルファイ調査を実施した。その結果、産業看護職は、過程I:【日々の活動から従業員や事業者との信頼関係を築く】、過程II【日々の活動から職場のメンタルヘルス問題を捉え,分析する】、過程III:メンタルヘルス支援システム構築の構想を練る】、過程IV【組織としての合意を得るための戦略を練る】、過程V:【産業看護職の判断でできることに取り組む】、過程VI【関係者とともにメンタルヘルス支援システム構築に向けて行動する】、過程VII【随時評価をしながら改善点を検討する】という7段階の過程をたどり、メンタルヘルス支援システムを構築していた。
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