研究概要 |
地域在住一般女性高齢者への調査で,下肢筋肉量と尿失禁に関連があるという結果は得られなかった。しかし尿失禁の有無・頻度・重症度と体幹筋肉量,バランス機能,柔軟性,歩行能力に関連があることが示唆された。そこで尿失禁改善を主目的に全身の協調性を維持,向上できるように働きかける運動プログラムを計画立案実施した。結果,12回の運動教室において尿失禁改善の効果が見られ,動的バランス機能は良い方向に向かった。このことから本運動教室プログラムは,地域在住一般女性高齢者に対する尿失禁予防改善の関わりとして効果が期待されると思われる。
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