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神経系細胞の分化形質及び可塑性を規定する分子群の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19800025
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

神山 淳  奈良先端科技大, バイオサイエンス研究科, 助教 (30437511)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,075千円 (直接経費: 2,670千円、間接経費: 405千円)
2008年度: 1,755千円 (直接経費: 1,350千円、間接経費: 405千円)
2007年度: 1,320千円 (直接経費: 1,320千円)
キーワード神経幹細胞 / 骨形成因子 / REST / NRSF / アストロサイト
研究概要

哺乳類中枢神経系に存在する神経幹細胞は発生過程を通じてニューロン、アストロサイト、オリゴデンドロサイトなどの細胞へと分化する。本研究では神経幹細胞からアストロサイトへの分化系をモデルとして、神経系細胞が「排他的に自身の分化形質を維持する」メカニズムの解明を試みた。本年度はアストロサイト分化誘導性サイトカインの一つである骨形成因子(BMP)刺激に依存して、ニューロン分化及びニューロン発現遺伝子群の転写制御を行なうことが知られるRE-1 Silencing Transcription Factor/Neuron Restrictive Silencer Factor(REST/NRSF)の発現誘導が生じることを見出した。このメカニズムとしてREST/NRSF遺伝子転写制御領域にBMPシグナルの下流転写因子Smadの応答配列が存在することを見出した。また、神経幹細胞にREST/NRSFを発現させるとニューロン分化を抑制し、さらにREST/NRSFの機能を阻害するとBMP依存的なアストロサイト分化誘導を阻害することを見出した。さらに、成熟アストロサイトにおいてREST/NRSFの機能を阻害することにより、アストロサイトにおいて異所的にニューロンに発現する遺伝子の発現上昇が観察された。これらのことより、神経幹細胞からアストロサイト分化過程において発現するREST/NRSFがアストロサイトにおいてニューロンに発現する遺伝子群の転写を抑制し、アストロサイトの分化形質を維持していることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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