研究課題/領域番号 |
19800058
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 北海道大学 (2008) 国立歴史民俗博物館 (2007) |
研究代表者 |
遠部 慎 北海道大学, 施設部, 特定専門職員 (50450151)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,075千円 (直接経費: 2,670千円、間接経費: 405千円)
2008年度: 1,755千円 (直接経費: 1,350千円、間接経費: 405千円)
2007年度: 1,320千円 (直接経費: 1,320千円)
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キーワード | 考古学 / 西日本 / AMS年代測定 / 貝塚出現期 / 貝類 |
研究概要 |
本研究では、西日本における貝塚が出現する時代、つまり縄文時代早期から前期を中心とした年代研究を推し進めた。当該時期の年代的な枠組みを構築するため、各地のサンプルの年代測定を実施し、それらについて報告をまとめた。 特に、西日本の縄文時代草創期後半から縄文時代早期の年代測定を推し進め、西日本における貝塚出現期にあたる押型文土器や貝殻文円筒形土器の実年代については大まかな見通しを得ることが出来た。さらに、瀬戸内海の縄文時代早期・前期の貝塚群の年代測定を進め、縄文時代早期のハイガイ貝塚群以前とされるヤマトシジミ貝塚群にも年代差があること、魚類を伴う本格的な貝塚群は前期後半以降にいちづけられる可能性が高いことがわかった。本研究の結果、西日本における出現期貝塚を考察する上で重要な定点となる年代値を多数得ることができた。
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