研究課題/領域番号 |
19830001
|
研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
刑事法学
|
研究機関 | 札幌学院大学 (2008) 北海道大学 (2007) |
研究代表者 |
佐藤 陽子 札幌学院大学, 法学部, 講師 (90451393)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
1,127千円 (直接経費: 1,010千円、間接経費: 117千円)
2008年度: 507千円 (直接経費: 390千円、間接経費: 117千円)
2007年度: 620千円 (直接経費: 620千円)
|
キーワード | 刑事法 / 臨床心理学 / 刑法 / 精神医学 / 刑事政策 |
研究概要 |
本研究は、終末期患者の安楽死を正当化する可能性を模索したものである。とりわけ、安楽死を望む患者の同意は真意であり、そうでない場合の同意には瑕疵がある(ゆえに安楽死は正当化される)という有力な学説に取り組んだ。このことが証明できれば、安楽死の正当化は容易に導かれることになる。しかし結論として、そのような区別には根拠がないことが明らかになった。更に、このことによって安楽死正当化のためには更なる道筋を模索しなければならなくなったのだが、それについては国民の「死生観」にも由来する刑事政策が重要な役割を果たしうることを明らかにした。
|