研究課題/領域番号 |
19830052
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
藤田 菜々子 名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 講師 (20438196)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,075千円 (直接経費: 2,670千円、間接経費: 405千円)
2008年度: 1,755千円 (直接経費: 1,350千円、間接経費: 405千円)
2007年度: 1,320千円 (直接経費: 1,320千円)
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キーワード | 経済思想 / 人口 / スウェーデン / ミュルダール |
研究概要 |
第2次世界大戦後に見られるミュルダールの福祉国家擁護の経済思想の端緒は、1930年代スウェーデンにおける彼の人口政策論に見出される。出産・育児にかかわる公的サービスの提供や現物給付を普遍主義的に施すべきとする「消費の社会化」が彼の提案であったが、それは、たんに人口増加を目的とした出産奨励策ではなく、「予防的社会政策」として出産・育児にかかわる経済的・社会的不平等を排すとともに、主に若年層向け人的資本投資を図る方策でもあった。それは公正と効率を両立させ、需給両面から長期的に成長を志向する政策提言であった。
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