研究課題/領域番号 |
19840049
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
山本 常夏 甲南大学, 理工学部, 准教授 (40454722)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,115千円 (直接経費: 2,710千円、間接経費: 405千円)
2008年度: 1,755千円 (直接経費: 1,350千円、間接経費: 405千円)
2007年度: 1,360千円 (直接経費: 1,360千円)
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キーワード | 宇宙線 / 宇宙観測 / 高エネルギー / 国際共同実験 / 最高エネルギー宇宙線 / 多国籍 / エネルギースペクトラム / 国際情報交換 |
研究概要 |
本研究費によりPierre Auger計画に参加し、最高エネルギー宇宙線の観測を行った。特に観測データを解析しエネルギースペクトルを求めた。この解析により7年分の観測データを使い宇宙線のエネルギーを求めた。この結果宇宙線のスペクトルは10 の18.5 乗eV付近と19.5乗eV 付近に折れ曲がりがあることが確認された。この結果により、40年以上にわたり様々な宇宙線実験の間で論争になっていた宇宙線スペクトルの最大エネルギーに一応の決着がついた。このスペクトルの構造は宇宙線が銀河間空間を伝搬中に宇宙背景放射と相互作用をした結果であるとも、宇宙線が発生した領域のスペクトルを反映しているとも解釈できる。
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