研究課題/領域番号 |
19850029
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 分子科学研究所 |
研究代表者 |
長坂 将成 分子科学研究所, 光分子科学研究領域, 助教授 (90455212)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,115千円 (直接経費: 2,710千円、間接経費: 405千円)
2008年度: 1,755千円 (直接経費: 1,350千円、間接経費: 405千円)
2007年度: 1,360千円 (直接経費: 1,360千円)
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キーワード | クラスター / X線吸収分光 / 共鳴オージェ電子分光 / 交換相互作用 / 分子クラスター / 共鳴X線光電子分光法 / X線吸収分光法 / 希ガス / 飛行時間型質量分析計 |
研究概要 |
クリプトンクラスターのX線吸収分光測定を行い、X線照射により内殻電子がRydberg軌道に遷移されて一価イオンとRydberg電子となったのちに、Rydberg電子と最近接原子の間の交換相互作用によって、エネルギー準位が不安定化されることを見出した。また共鳴オージェ電子分光の結果、二価イオンにおけるRydberg軌道の交換相互作用が増大することを確認した。これは二価イオンによりRydberg軌道が収縮されて、最近接原子との重なりが増えたためであり、交換相互作用がクラスターの内殻励起過程に重要な役割を果たすことを明らかにした。
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