研究概要 |
多様体上の非線形制御系の大域的な制御の諸問題について,以下を明らかにした. (1) 動的補償器を用いることで,連続制御則による大域漸近安定化法を提案した. (2) 大域漸近可制御性が一般化制御 Lyapunov 関数の存在性を意味することを示した. (3) 我々が提案した一般化制御 Lyapunov 関数から導かれる不連続制御則が,加法的な外乱に対してロバストであることを示した. (4) 最適制御問題において,動的計画法から Hamilton-Jacobi-Bellman方程式を導出し,さらにその粘性解が半凹関数となる十分条件を示した.
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