研究課題/領域番号 |
19890106
|
研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岡田 峰陽 京大, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50452272)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
3,075千円 (直接経費: 2,670千円、間接経費: 405千円)
2008年度: 1,755千円 (直接経費: 1,350千円、間接経費: 405千円)
2007年度: 1,320千円 (直接経費: 1,320千円)
|
キーワード | 免疫学 / 細胞・組織 / イメージング |
研究概要 |
B細胞の多方向運命決定機構を調べる目的で、免疫応答中の分裂B細胞のリンパ節組織内でのリアルタイム観察を行うために、組織観察用にセットアップした二光子励起蛍光顕微鏡に必要な灌流システムを設置し、リンパ節内のリンパ球動態を解析するイメージングシステムを立ち上げた。野生型マウスを用いて、ナイーブリンパ球のリンパ節内での正常な動態が効率よく観察できるリンパ節イメージングシステムの最適化がほぼ完了した。観察されたリンパ節内のリンパ球の運動の、速度や方向性といったパラメーターを解析し、ほぼ文献通りの結果を得ている。現在、intravital観察のためのセットアップを行っていると同時に、免疫応答中のB細胞やT細胞を選択的に可視化するための、抗原受容体や蛍光蛋白質のトランスジェニックマウスの調達の準備を行っている。また、分裂B細胞における非対称分配分子を検索するために、野生型マウスからB細胞を単離し、poly-L-lysineでコーティングしたカバーガラスの上に撒き、固定・細胞膜透過化を施した後、抗b-tubulin抗体、さらに蛍光色素ラベルした二次抗体によって染色した。これを共焦点レーザー顕微鏡で微小管形成中心の二極化を観察することにより、分裂B細胞の分子分配を観察する実験系を立ち上げた。現在、CD40、MHCクラスII、BCL6をはじめ、様々なシグナル伝達分子や転写制御因子について、分裂B細胞中の局在観察を行っている。
|