研究課題
若手研究(スタートアップ)
補体系因子C3様の蛋白質である無脊椎動物のTEPは、昆虫では病原体の認識・排除に関与する。線虫のTEP(cTEP)は昆虫のそれよりもC3の構造上の特徴をよく共有しており、その解析からC3の原初機能の解明が期待された。発現解析から、cTEPが胚後期から成虫期まで発現し、体壁筋や陰門、一部の神経系細胞に局在する事を明らかにした。これは、cTEPが病原体認識とは異なる局面で働く事を示唆している。遺伝子欠損変異体の解析から、通常飼育条件化ではその機能は必須ではないことから、環境ストレス下で機能する可能性が考えられた。
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Arch. Insect Biochem. Physiol Vol.69
ページ: 189-198
Archives of Insect Biochemistry and Physiology 69
Mol. Biol. Cell (in press)