研究課題
若手研究(スタートアップ)
本研究は、一般病棟における終末期がん患者と家族を支援するための看取りケアの実践に関連する要因を特定することを目的とし、一般病棟に勤務する看護師643名を対象に質問紙調査を実施した。分析の結果、看護師の学習経験、先輩ナースなどの実践の手本となる人の存在、身近な人を看取った経験によって看取りケアの実践に差が生じることが示唆された。また、関連要因の探索においては、所属するチームの質、終末期看護に関する知識、手本の存在、終末期看護に関する理論の活用能力、人間関係の形成を促進するコミュニケーション能力などの要因がケア実践に関連していることが明らかとなった。また、看取りケア実践に対する態度の形成の場として、所属するチームの質は大変重要であることが示唆された。これらの成果を基に看取りケア実践教育プログラムを構築し、教育評価をしていくことが今後の課題である。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (9件)
日本看護科学会誌 29(2)(掲載予定)
10026257514
広島国際大学看護学ジャーナル 6(1)
ページ: 57-66
120005436311