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かかわりを見いだす活動を重視した数学の授業を創造する

研究課題

研究課題/領域番号 19911006
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 数学
研究機関山梨大学

研究代表者

清水 宏幸  山梨大学, 教育人間科学部附属中学校, 教諭

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
740千円 (直接経費: 740千円)
2007年度: 740千円 (直接経費: 740千円)
キーワード中学校数学 / 教材のかかわり / 活動
研究概要

中学校数学の教材の中に潜むかかわりを教材研究で顕在化し,それを授業の中で活動させながら生徒につかませることをねらう授業づくりを研究するものである。研究のねらいは次の2点である。
(1) 生徒が自らかかわりを見いだすことができるような活動を授業で仕組むために,中学校3年間を見直し,教材研究を行い課題開発をする。
(2) かかわりを見いだす活動を重視した授業を行い,生徒の反応,思考の様相をとらえカリキュラム作成に向けて実践を積み重ね,その成果を蓄積していく。
平成19年11月10日の山梨大附属中の公開研究会では「一次関数の利用」の単元で「太陽光発電は損か得か」という授業研究を公開した。この授業では,10ケ月までの電気使用量から12ケ月の合計の電気使用量を予想するために,棒グラフを使い,本来直線となっていないグラフを直線と見るということを生徒に作業をさせながら見いださせた。その上で,太陽光の設備を自宅に設置したら,何年後に設備費が償還できるかを考えさせる授業である。また,平成20年2月28日には自主公開研究会を行い,「円周角の定理」の単元で授業を行った。この授業では,グラウンドに出て,40人の生徒みんなでメガホンでサッカーゴールをのぞいてどのような位置にみんなが立つのだろうかという授業を行い,円周角と弧の関係に着目しながら円周角の定理を見いだすという授業を行った。
いずれの授業もビデオで授業と研究協議会を録画し,そのプロトコールをおこし分析することで,協議会で指導をしていただいたことと共に授業について検証した。そして授業中の生徒の作業の様子を観察し,授業後の学習感想を書かせ授業評価をおこなった。
その結果,生徒たちが教材の中に潜む関係を見いだし,興味深く学んだ様子が,ビデオのプロトコールや学習感想から明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 連立方程式の応用-食塩水の問題に挑戦2008

    • 著者名/発表者名
      清水宏幸
    • 雑誌名

      教育科学 数学教育 NO.606

      ページ: 4-4

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 1次方程式 生徒の自然な発想を大切にする2007

    • 著者名/発表者名
      清水宏幸
    • 雑誌名

      教育科学 数学教育 NO.596

      ページ: 4-4

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 日常場面で関数を活用させる指導〜売上金額の一番多いTシャツの値段を設定しよう〜2007

    • 著者名/発表者名
      清水宏幸
    • 雑誌名

      日本数学教育学会誌 第89巻11号

      ページ: 9-9

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 速さについての理解を深める指導-高橋尚子選手のマラソンの記録を用いて-2007

    • 著者名/発表者名
      清水宏幸
    • 雑誌名

      日本数学教育学会誌 数学教育 特集号 第89巻

      ページ: 1-1

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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