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簡易NCによるプリント基板加工装置の製作と教育への活用

研究課題

研究課題/領域番号 19918017
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 工学Ⅱ(電気・電子・情報系)
研究機関大分大学

研究代表者

木庭 博美  大分大学, 総合情報処理センター, 技術職員

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
300千円 (直接経費: 300千円)
2007年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワードプリント基板 / プリント配線板 / NC
研究概要

プリント配線パターンを基板上に作る方法のなかで、プリント基板加工機による生基板からパターンを削り出す方式は、低コスト、短時間加工が可能で、試作・少量基板の作製に最適である。本研究は、パソコン制御によるプリント基板加工装置を安価に製作し、教育に活用することを目的とする。
製作した装置は、まずパソコン用基板CADソフトを用い、回路図またはプリント配線パターンを描き、パターンデータ(数値データ)を得る。次に作成した制御ソフトを用い、パターンデータを元に、製作した加工機を制御し、切削と穴あけをし、プリント配線板を作る。
加工機本体は、X、Y、Zの各軸を台形ねじ型アクチュエータで作り、Z軸には小型電気ドリルを取り付けてある。各軸はステッピングモータで制御する。モータの駆動に専用の駆動用ICを使用することにより、制御ソフト、回路とも簡略化でき、細かい制御が可能である。加工範囲は150mm×100mmである。
制御ソフトは、パターンデータを本装置用のNCデータに変換し、穴あけ用と切削用に分け、さらに穴あけ用は穴の径ごとに分離し、各NCデータのファイルを作る。次にNCデータを読込み、X、Y、Z軸用ステッピングモータの制御信号を作り加工機を制御する。ファイルごとにエンドミル、ドリルを交換しながら繰り返す。
既存の物品を使用したり、手作りすることにより、プリント基板加工装置を安価に製作した。また、本装置を学生が自由に使用できるように、装置の取扱い説明書を作成し、電子回路の作製に利用した。今後も、卒業研究やものづくり教育などで本装置を活用する。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2020-05-15  

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