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安全衛生から見た局所排気装置の検査整備およびプッシュプル型換気装置の試作と普及

研究課題

研究課題/領域番号 19921002
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 工学Ⅴ(その他工学)
研究機関静岡大学

研究代表者

岩本 愼二  静岡大学, 工学部, 技術専門職員

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
710千円 (直接経費: 710千円)
2007年度: 710千円 (直接経費: 710千円)
キーワード局所排気装置 / プッシュプル型換気装置 / 安全衛生
研究概要

化学物質を製造し、または取り扱う事業場に対して健康障害の予防対策を義務付けるため特定化学物質等障害予防規則などが制定されて、昭和58年をもって局所排気装置の定期自主検査指針が公示されている。
局所排気装置の基本構成はフード、ダクト、空気清浄装置、ファン、排気ダクトに分類される。一般に、囲い式ドラフトチャンバー型が使用されている。制御風速はフードで有害物質を完全に捕捉吸収するのに必要な気流の速度をいう。囲い式フードを使用した特定化学物質等障害予防規則における制御風速はガス状で0.5m/secとなっている。
プッシュプル型換気装置は有害物質の発生源の一方から送気(プッシュ)を行い、反対側から吸気(プル)し有害物質を排出する換気装置で、作業効率を考えると囲うことが難しいケースに有効である。プッシュプル型換気装置の性能要件は次の通りである。局所排気装置でいう制御風速に対してプッシュプル型換気装置では捕捉面における風速を用いる。捕捉面を分割しその平均風速を0.2m/sec以上とし、ならびに平均風速に対して捕捉面の各風速が0.5〜1.5倍の範囲に入ることが基準となり風速が小さいという利点がある。
そこでフード開口面積が約1000cm^2の小型プッシュプル型換気装置を試作し、局所排気検査、特定化学物質作業主任および作業環境測定資格者に対して自ら局所排気装置の検査・点検などの講習を行い、排気装置の維持管理の意識を高め、普及に努めて来た。その過程でプルフードの入り口で空気流動の乱れと速度分布が起こらないが、プッシュフード出口においてダクトとフードの流路の拡大により開口面の中心では吹き抜けが起こり、また、開口面の周辺では逆向きの流れが生じ、プッシュフード出口で乱れのない空気流動を作るためにはプッシュフードの中に整流板(分散版)が必要なことが分かった。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2020-05-15  

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