研究課題/領域番号 |
19F19016
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岡本 正明 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
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研究分担者 |
ANUGRAH IQRA 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2019-10-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2021年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2020年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2019年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | インドネシア / 地域研究 / 農民運動 / 農村ガバナンス / 民主化 / 新自由主義 / agrarian politics / political science / Indonesia / social movement |
研究開始時の研究の概要 |
This research project on the role of organized peasants and activists in improving rural governance and deepening democracy in Indonesia aims to produce a book draft ready to be submitted to a university publisher in mid-2020 and other related activities such as additional fieldwork, public dissemination of the research result, and organizing relevant conference panels in Japan and abroad.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、民主化した新興国インドネシアを対象として、農民たちが農村レベルでのガバナンス向上をはかるために行っている活動、そして組織化を他の新興国の農村研究の事例との比較を踏まえて分析することである。 本研究の学問的貢献は、農業セクターにおいても新自由主義的イデオロギーの影響が影響力をもつなかで、農民たちがさまざまな生計戦略を立てていることを4つに類型化して明らかにしたことである。農村社会の生態社会環境、農村でのリーダーシップのあり方、NGOやドナーなど介入をしてくる外部アクターのイデオロギーなどに着目しながら類型化を行っている。これまでのインドネシアの農民運動研究は権威主義体制時代のもの、民主化直後のものに焦点を当てた研究が多かった。加えて、一つの農民運動に関して、長期のフィールドワークに基づいた詳細な民族誌的な分析をしたものが多かった。それに対して、本研究は、比較的長期のフィールドワークに依拠しながら、インドネシアの農民運動の特徴を包括的に捉えようとしている点に特徴があり、それは画期的な成果である。2021年度は引き続きコロナ感染症拡大が続いたため、追加の現地調査を行えず、図書室の文献資料や現地社会のインフォーマントとのソーシャルメディアを通じた意見交換をもとにして、研究成果の発信に努めた。五本のペーパーを書き上げ、三本はすでに公表されている。また、本研究の中心的成果物である英語の本については、査読結果を受けた修正を引き続き行った。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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