研究課題/領域番号 |
19F19113
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
中山 祥嗣 国立研究開発法人国立環境研究所, 環境リスク・健康研究センター, 次長 (00368705)
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研究分担者 |
Sun Xianliang 国立研究開発法人国立環境研究所, 環境リスク・健康研究センター, 外国人特別研究員
SUN XIAN LIANG 国立研究開発法人国立環境研究所, 環境リスク・健康研究センター, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2019年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | E-waste / 母乳 / ダイオキシン類 / 金属 / 子ども / ステロイドホルモン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、e-waste処理地域で日常的に発生している多種の化学物質へのばく露(複合曝露)の子どもの健康への影響について、新しい統計解析手法を用いて調査を行う。処理地域と対象地域で妊婦のボランティアを募り、血液・尿・母乳を採取し、化学物質ばく露を測定する。当該妊婦から生まれた子どもを追跡し、その精神神経発達を測定するとともに、内分泌影響の指標としてステロイドホルモンを測定する。これらの健康影響指標と生体試料中化学物質測定結果とを解析し、e-waste処理地域における化学物質ばく露が子どもの健康と発達に及ぼす影響を調査する。
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研究実績の概要 |
中国内e-waste処理地区における、POPsや難燃剤、金属類等の化学物質複合ばく露の影響について、特に、感受性の高い子ども着目し、臍帯血・血液・尿中ステロイドホルモンをバイオマーカーとして用いて解析した。具体的には、1)e-waste地域における化学物質複合ばく露の実態調査、2)機械学習やベイズ統計解析法を用いた、POPsや難燃剤、金属類等の化学物質複合ばく露が子どものステロイドホルモンおよび精神発達に与える影響の解析、3)母親の化学物質ばく露やステロイドホルモンレベルと、第1子の精神発達との関連の解析及び4)e-wasteリサイクルに対する、従事者や環境への影響を最小限に抑える処理技術の検討を行った。令和2年度の研究で以下研究内容を実施した。 1)第三回調査:2020/5-2020/6に生後6ヶ月の子どもから血液5 mL、尿20 mLを採取した。子ども身体発達の測定、母親とその子の質問紙調査。2)第四回調査:2020/11-2020/12に生後12ヶ月の子どもから血液5 mL、尿20 mLを採取した。子ども身体発達の測定、母親とその子の質問紙調査。 令和2年度は、以下の研究成果を得た。 1)E-waste処理地区の母乳中の金属が対照地区より高いことが判明した。 2)E-waste処理地区の周産期の金属ばく露により子どもの身体発達に性差をもたらすことを発見した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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