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米国へ:コロンビア・米合作映画にみる中南米不法女性移民の表象

研究課題

研究課題/領域番号 19H00006
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1120:文学、言語学およびその関連分野
研究機関早稲田大学

研究代表者

矢田 陽子  早稲田大学, 文学学術院, 大学非常勤講師

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
310千円 (直接経費: 310千円)
2019年度: 310千円 (直接経費: 310千円)
キーワード地域研究 / 表象
研究成果の概要

2019年秋に早稲田大学文学部多元文化学会にて口頭発表、その後、同学会で研究論文『米国へ:運び屋・ミュールー搾取の構造に生きる中米コロンビア女性の表象』を発表し、2020年3月に学会誌は刊行。その後、英国の母校であるエセックス大学内の学会発表で、カトリック信仰からの分析を深めたものの発表を予定していたが、新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、2020年3月の学会は中止。再開の目処が立たなかったものの、その後9月にオンラインで口頭発表。コロンビアの麻薬組織に利用されるミュールとカトリック信仰の関係性を考察した論文を2021年内に寄稿する予定になっている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は中米コロンビアの17歳の少女が麻薬カルテルの駒となって、コカインを飲み込みNYに不法入国する表象を分析した。現代の米国にとって中南米不法移民は大きな社会問題であるが、貧しい中米諸国の労働者階級にとっては米国へ渡ることこそ最後の砦ある。事実に基づいた不法移民を描く映画作品は少なく、また、麻薬密輸に手を染める中米少女の決断の背景にいかなる問題があるのか、そしてどのように決断するのかについて考察できる作品は皆無と言って良い。そして、その表象を中南米文化の根幹を形成したともいえるカトリック信仰と思想の観点から分析した研究は非常に少なく、その意味でもこの研究は大いに意義あるものとなったと言える。

報告書

(2件)
  • 2020 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 米国へ 運び屋 ミュールー搾取の構造に生きる中米コロンビア女性の表象ー2020

    • 著者名/発表者名
      矢田 陽子
    • 雑誌名

      多元文化

      巻: 9 ページ: 65-87

    • NAID

      120006879410

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 米国へ、運び屋 ミュールー搾取の構造に生きる中米コロンビア女性の表象ー2019

    • 著者名/発表者名
      矢田 陽子
    • 学会等名
      多元文化学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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