研究課題
奨励研究
本研究では、戦前から戦後にかけて展開された建築家による文化運動に関する民間に所在するアーカイブズを対象として、関連するアーカイブズを含む資料の調査・収集やインタビュー調査を通じて、文化運動の過程の解明を進展させるとともに、民間アーカイブズの保存及び活用促進の方法について地域の建築家との共同により検討し、保存環境の整備、資料目録の精緻化、当該アーカイブズに対する理解を促すための展示パネルの作成・展示などを実施した。
本研究を通じて、歴史学(日本近現代史)及び建築史学などの研究領域に関連する、戦前・戦後期における建築家による文化運動の過程の一端を明らかにした。また、近年社会状況の変化のなかで、散逸などの問題が浮上している、民間アーカイブズの保存・活用の方法について、地域の方々と共同し検討を進め、アーカイブズへの理解を深めるとともに、資料保存を考慮しつつ、容易に、アーカイブズの概要や価値を視覚的に広報するための方法として、資料の画像で構成したパネルを製作し、展示を実施した。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)
建築とまちづくり
号: 492 ページ: 12-17