研究課題/領域番号 |
19H00025
|
研究種目 |
奨励研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1150:法学、政治学、経済学、経営学およびその関連分野
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
川田 泰之 早稲田大学, 高等学院, 教諭
|
研究期間 (年度) |
2019
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
410千円 (直接経費: 410千円)
2019年度: 410千円 (直接経費: 410千円)
|
キーワード | 賭博罪 / カジノ / 統合型リゾート(IR) / ギャンブル教育 / ギャンブル依存症 |
研究成果の概要 |
大人が用意したギャンブル教育を実施するのではなくて、講義等によって一定の情報を提供した上で、高校生自身にギャンブル教育の授業内容を考案させた。(1)専門家による講演や教員による講義を通じて、生徒の知識は飛躍的に増した。(2)授業内容の考案(教材作成)を通じて、生徒は伝える側の目線に立って、基礎知識を活用して、諸問題を主体的に考察するようになった。(3)当初ギャンブルに対する志向性が強かった生徒、およびギャンブルの危険性に関する意識が低かった生徒については、ギャンブルの危険性を理解させることに成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、次の3つの問題を解消しうる。(1)カジノを含む統合型リゾート(IR)の開設が間近に迫る中、ギャンブル教育の教材開発は喫緊の課題となっているが、現状ではギャンブル教育は手薄となっており、先行研究は必ずしも豊富でない。(2)ギャンブルの危険性を伝えるパンフレット等を教材として、教員が一方的に説明するのみでは、その効果には疑問が残る。 (3)ギャンブルの危険性を伝えるのみでは、カジノ開設という制度の変化を分析・考察し、社会の在り方を構想する態度を涵養できない。
|