研究課題/領域番号 |
19H00065
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1180:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
南澤 武蔵 東京大学, 教育学部附属中等教育学校, 教諭
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研究期間 (年度) |
2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
540千円 (直接経費: 540千円)
2019年度: 540千円 (直接経費: 540千円)
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キーワード | 大学の教育研究資源 / エジプト西方デルタ / 高校世界史 / 高校世界史B |
研究成果の概要 |
本研究は、高校世界史における高大連携の在り方を模索したものである。エジプトの西方デルタにある古代集落の調査研究(大学の教育研究資源)を高校世界史の教材として扱うため、考古学的な研究の最前線にあたる遺跡調査を実施している調査隊の協力を得て、授業に有用な資料を収集するエジプトでの踏査を実施した。その上で、大学の研究機関が行う研究活動で得られた教育研究資源を高校世界史の授業教材として用いた実践を行い、教材としての有用性を確認し、その活用の一例を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、これまでの高大連携における、大学教員による出前授業や高校生向けの講座とは異なった形での連携の可能性を提示した点にある。従来は大学教員や研究者がその一端を高校生のレベルに合わせて提示していた大学の教育研究資源に対して、本研究ではエジプトで調査を行っている調査隊の協力のもとで高校教員が可能な限りでその調査を一つの資料として扱い、取捨選択して生徒に提示をした。本研究の結果としては、大学の教育研究資源のより直接的な利用によって高校生の世界史における「主体的・対話的で深い学び」につながる教材開が可能となることが明らかとなった。
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