研究課題
奨励研究
国語科におけるプロジェクト型学習の有用性とその評価方法の開発を行った。従来の国語科の学習(例えば、教科書掲載の文章の読解)よりもプロジェクト型学習を取り入れることで、学習内容が有機的につなげることができ、学習者の主体性を育み、資質や能力の伸長を図ることができた。また、その学習成果を見とる方法として、学習振り返りレポートの作成を行なった。今後、こうしたレポートをポートフォリオとして整理していくことが有用であることが示唆される。
プロジェクト型学習は、アクティブラーニングの一つの形態として近年、盛んに研究が進められ、実践が行われている。本研究は、中学校の国語科におけるプロジェクト型学習とその評価方法の開発を目指したものである。こうした実践は、平成29年告示の学習指導要領で求められる資質・能力の育成に資するものである。とくに、他者と協働して課題を解決する力や自らの学びを客観視し、主体的に学んでいく力を育むモデルを開発したことで、今後の教科教育におけるプロジェクト学習の推進が期待される。