研究成果の概要 |
本研究では, 中学校技術科におけるGoogleアシスタント機能とシングルボードコンピュータのRaspberry Piを組み合わせたAIデバイスを活用する問題解決学習の題材開発を行った。提案題材の有効性を検証するために, 中学3年生を対象として授業実践を行った。実践前後のアンケート結果から, 本題材は, 技術科が担う資質・能力の育成に一定の成果があることがわかった。また, 中学生のプログラミング学習に対するネガティブな印象を, 主体的に学ぶ態度に転換できる可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近い将来, AIは生活や社会に浸透し, インターネットのように必要不可欠な技術の1つになること推察される。そのため, 義務教育階段でAIに関するリテラシーを習得させることは有意義であると考える。本研究では, 中学校技術科の問題解決学習にAIデバイスを取り入れ, 体験的にAIの技術を学習する題材を開発した。提案題材での学習を通して, 中学生はAI技術の理解を深めながら主体的に学ぶ態度を育み, 技術の見方・考え方の醸成させることができた。
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