本研究では、アプリの構成要素の一つである、図画工作科の「造形遊び」領域のスタンダード(試案)を開発した。 「逆向き設計」論におけるパフォーマンス・スタンダード開発の方法論に着目し、最初に、教科書題材の分析から、肢体不自由児の図工・美術科指導において「重点を置く事項」と「別の事項」(重点目標①・②)を明らかにした。次に、両重点目標に対応した「本質的な問い」と「永続的理解」および2つのパフォーマンス課題を設定し、特定課題ルーブリック作成した。最後に、両パフォーマンス課題を軸とした題材を実施し、児童のパフォーマンスを基に特定課題ルーブリックを長期的ルーブリックへと再構成した。
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