研究課題
奨励研究
全盲視覚障害者は点字の本により学習を行い、形が紙面から浮き出した触図により地図や図形の把握をしている。本研究では、触図を触っている手をタブレット端末やスマートホンのカメラで撮影すると、その指先を検出し、触っている図の内容を音声で案内するアプリを開発した。視覚障害者が多く従事する鍼灸マッサージの資格取得のための学習に活用できる経穴(つぼ)の位置が分かる触図を作成した。この図と本アプリを使用することで、音声案内する学習教材を開発できた。
先行研究ではタッチパネルとパソコンのスクリーンリーダー機能を用いた音声案内付き触図を開発した。本研究では、導入が容易で可搬性にも優れたタブレット端末やスマートホンで使用できる音声触図アプリを開発した。本アプリの活用により、触図を触ることに慣れていない中途視覚障害者が図の説明を音声で聞くことで、図に集中して探索でき、図の読み取りが素早くできるようになる。また指導者の支援なく独力で学習することが可能となることが期待される。
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Intelligent Human Systems Intergration 2020
ページ: 301-306
10.1007/978-3-030-39512-4_48
https://tars-jp.net/