研究課題/領域番号 |
19H00181
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1200:教育工学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
丸山 浩平 信州大学, e-Learningセンター, 技術職員(特定雇用)
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研究協力者 |
森本 康彦
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研究期間 (年度) |
2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
540千円 (直接経費: 540千円)
2019年度: 540千円 (直接経費: 540千円)
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キーワード | 主体的な学び / 学びの振り返り / 振り返り記述内容 / テキスト分類 / 機械学習モデル / 声かけ / プロンプト / テキスト自動分類 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、学習者の学びの振り返りを促すことにより主体的な学びを支援する声かけを行う学習支援エージェント(システム)を開発した。本システムは、システム上で学習者が学習活動後に記述した振り返り記述内容(テキスト)を、テキスト分類を行う機械学習モデルに分類をさせ、そのテキストが表す学びの振り返りの状況を把握し、その結果に基づいて声かけ(プロンプトの提示)を行うものである。 授業実践を通した評価の結果、振り返り記述内容を分類する機械学習モデルの分類は、授業担当教員による分類とほとんど一致したことから適切に学びの振り返りを把握でき、声かけにより学びの振り返りを支援する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本申請課題では、学習者が学びを振り返って記述した内容から学びの振り返りの状況を把握する手法としてテキスト分類を行う機械学習モデルに着目し、この手法の有効性を示すことができたと考えられる。 これにより、授業時間外や自宅(家庭)学習など教員が直接に支援できない状況であっても、システムが教員と同程度に学びの振り返りの状況を把握し適応的に学びの振り返りを支援できるようになると期待される。また、振り返りを記述して終わるのではなく、その場でさらなる学び振り返りを促すことができるようになり、学習者の主体的な学びを支援できるようになると期待される。
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