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バガスを用いた砂地盤の液状化抑制効果に関する実験的検討

研究課題

研究課題/領域番号 19H00258
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 2160:土木工学、建築学、航空宇宙工学、船舶海洋工学、社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
研究機関琉球大学

研究代表者

廣瀨 孝三郎  琉球大学, 工学部 技術部, 技術職員

研究期間 (年度) 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
470千円 (直接経費: 470千円)
2019年度: 470千円 (直接経費: 470千円)
キーワードバガス繊維 / バガス繊維の微細孔 / 液状化抑制効果
研究成果の概要

本研究では、バガスを地盤改良材に適用した砂地盤モデル(以下、混合試料)を用いた振動実験を実施することで、過剰間隙水圧の上昇が抑制され液状化抑制効果がある可能性を見出した。この過剰間隙水圧の抑制に関しては、混合試料およびバガスのSEM観察を実施することで、砂粒子とバガス繊維が形成する構造による影響やバガス繊維の無数の微細孔の存在が地中水をトラップすることで過剰間隙水圧変化に影響をもたらす可能性を示唆した。さらに、繰り返し外乱による混合試料の沈下抑制効果やバガスの含有量に伴う粘着性能の向上によるせん断耐荷力の強化が発揮されることを見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

埋立て沿岸部や内陸部における地盤液状化の脅威は増加傾向にあり、地盤の激しい隆起や陥没により多くの被害をもたらしている。沖縄島も例外ではなく、人口増加や産業経済の発展に伴い、観光や物流施設の拠点となる埋め立て地が整備されているため、液状化災害に対する対策が急務となっている。バガスは自然由来の材料であることから自然環境への影響が少なく、また、繊維構造は極めて強固であり、高いせん断抵抗力を生み出す可能性があることから、新たな地盤改良材として砂地盤に適用できる可能性がある。また、バガスは使用用途が模索されていることから、バガスを新たな沖縄島独自の産業へと発展できる可能性を秘めている。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] バガスを砂地盤の液状化抑制効果に関する実験的検討2020

    • 著者名/発表者名
      廣瀨 孝三郎
    • 学会等名
      実験・実習技術研究会2020 In鹿児島
    • 発表場所
      鹿児島大学
    • 年月日
      2020-03-18
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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