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参照配列がない生物種で使える迅速な遺伝子マッピング法Map-based QTL-seqの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19H00325
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3120:分子レベルから細胞レベルの生物学、細胞レベルから個体レベルの生物学、個体レベルから集団レベルの生物学と人類学、神経科学およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

太田 敦士  京都大学, 農学研究科, 技術職員

研究期間 (年度) 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
540千円 (直接経費: 540千円)
2019年度: 540千円 (直接経費: 540千円)
キーワード連鎖地図 / QTL-seq / バイオインフォマティクス / 野生種 / Aegilops
研究成果の概要

本研究では、ゲノム配列が整備されていない生物種に適用できる迅速な遺伝子マッピング手法の確立を目指して、連鎖地図上でおこなうQTL-seq(Map-based QTL-seq)を開発した。
研究材料であるコムギ近縁野生種Aegilops bicornisは、ゲノム配列がまだ整備されていない植物種である。そこで最初に、この種の交配集団を次世代シーケンシングし、ゲノムワイドな多型マーカーを得て、高密度連鎖地図を構築した。次に、連鎖地図上でQTL-seq(Map-basedQTL-seq)を実施し、芒の長さに関わる1遺伝子座と、穂密度に関わる3遺伝子座を同定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で開発したMap-based QTL-seqは、ゲノム配列の代わりに連鎖地図上でQTL-seqをおこなう。そのため、連鎖地図を構築できる生物種であれば、非モデル生物にも適用できる。いちど連鎖地図を構築できれば、形質あたり最少2サンプルのバルクシーケンシングで、迅速に遺伝子マッピングできる。加えて、この手法は、個体ごとにジェノタイピングする従来のQTL解析と同程度以上の遺伝子座検出能力を有することが期待できる。
コムギ近縁野生種において、穂の形態形成に関わる遺伝子の多くは明らかにされていない。今回の研究は、その原因遺伝子を明らかにするための第一歩でもある。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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