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毛髪を用いた睡眠薬摂取歴の証明に係る薬物摂取量の推定法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19H00337
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3140:薬系分析および物理化学関連
研究機関大阪府警察本部科学捜査研究所

研究代表者

志摩 典明  大阪府警察本部 刑事部 科学捜査研究所, 主任研究員

研究期間 (年度) 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2019年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード睡眠薬 / 毛髪 / 摂取量推定
研究成果の概要

睡眠薬は、強姦等の性犯罪・殺人等で悪用されることが多く、被害者を対象とした睡眠薬分析が、犯罪立件への強固な客観的証拠となる。特に、このような事案の鑑定においては、睡眠薬の検出に加えて、摂取時期や摂取量の特定が重要となる。
本研究では、「薬物摂取量」の推定法について検証した。その結果、「薬物摂取量」と「頭皮近接部位から取り込まれた薬物量」は良好な比例関係を示しており、概ねの薬物摂取量を推定できることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

毛髪鑑定は、性犯罪などの事案で被害申告が遅れたケースにおいて、薬物の摂取を立証できる唯一の手段として考えられている。2012年から取り組んできた研究の成果により、現在では、被害者が睡眠薬を飲まされたこと及びその摂取時期を証明することができるようになり、捜査の進展や犯罪事実の立証に貢献しているところである。さらに、本研究の成果によって、飲まされた薬物量を推定することが可能になったため、睡眠作用を発現する量を摂取したか否か等、より強固に性犯罪を立証することができると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 法科学分野における毛髪中の薬物鑑定2019

    • 著者名/発表者名
      志摩典明、佐々木啓子、鎌田徹、三木昭宏、片木宗弘
    • 雑誌名

      YAKUGAKU ZASSHI

      巻: 139 ページ: 705-713

    • NAID

      130007641088

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] デートレイプドラッグの現状と課題-科学捜査研究所の取り組み-2019

    • 著者名/発表者名
      志摩典明
    • 学会等名
      日本法中毒学会第38年会
    • 発表場所
      福岡大学(福岡県)
    • 年月日
      2019-07-26
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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