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RNAを指標とする生物毒リシン検出法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19H00343
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3170:環境および天然医薬資源学関連
研究機関岡山県警察本部刑事部

研究代表者

居郷 哲央  岡山県警察科学捜査研究所, 研究員

研究期間 (年度) 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
540千円 (直接経費: 540千円)
2019年度: 540千円 (直接経費: 540千円)
キーワードリシン / トウゴマ / メッセンジャーRNA / 逆転写リアルタイムPCR / RNA / リアルタイムPCR
研究成果の概要

リシンはトウゴマの種子から容易に精製可能なタンパク質性の毒素であり、バイオテロに用いられる可能性が最も高い毒素と言われている。リシンを合成するメッセンジャーRNA(mRNA)を指標とする逆転写リアルタイムPCR法によりリシンを識別する方法を開発するために、1)PCRプライマーの設計、2)RNA抽出・精製法の検討、3)増幅産物及び反応特異性の確認を行った。その結果、リシンRNAを識別するために適したRNA抽出・精製法を明らかにすることができ、設計したプライマーを用いることで、リシンmRNAを識別することが可能と考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

バイオテロ等のリシンが関係している事件・事故が発生した場合、捜査機関や医療機関では迅速な組織的対応・治療方針の決定が求められることから、早期に物質を同定する必要がある。
主なリシン検出法としては、抗体キットや毒素検出チップを用いる方法等が報告されているが、抗体キットは有効保証期限が短いことから多くの検査機関は常備しておらず、毒素検出チップやその検出器も保有していない。今回検討を行った逆転写リアルタイムPCR法によるリシンmRNA検出法は、設計したプライマーを合成すれば、その他の試薬や装置は多くの検査機関が通常の業務で使用しているものを利用可能であることから、持続的に運用可能な検査法と考えられる。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 逆転写リアルタイムPCRによるリシンmRNAの検出2020

    • 著者名/発表者名
      居郷 哲央
    • 学会等名
      日本法医学会
    • 発表場所
      京都市勧業館みやこめっせ(京都府)
    • 年月日
      2020-06-18
    • 説明
      発表確定
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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