• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

リチウム誘発腎障害に対する新規予防薬の探索と基礎的検証

研究課題

研究課題/領域番号 19H00347
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

坂東 寛  徳島大学, 病院, 薬剤師

研究期間 (年度) 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
530千円 (直接経費: 530千円)
2019年度: 530千円 (直接経費: 530千円)
キーワード炭酸リチウム / 腎障害 / 医療ビッグデータ解析
研究成果の概要

炭酸リチウムは、双極性障害などの治療薬として精神科領域で幅広く使用されている。一方で近年、炭酸リチウム服用患者は腎機能障害のリスクが高いことが懸念されている。本研究では、大規模副作用自発報告データベースを用いた解析により炭酸リチウムとの併用により腎障害の抑制効果が示唆される既存医薬品として、アリピプラゾールを抽出した。病院診療情報の解析により、アリピプラゾール併用群でリチウム誘発腎障害の発生率が低い傾向があることを明らかにした。また、モデルマウスを用いた検討により、基礎的知見を集積することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

リチウム誘発腎障害の治療薬および予防薬は存在せず、炭酸リチウムを安全に使用するために、リチウム誘発腎障害のリスクを軽減するための予防薬の創生は重要な課題である。
予防薬候補であるアリピプラゾールは炭酸リチウムと同じ精神疾患に使用されている薬剤であることから、有効性や安全性に問題は少なく、これらの併用療法が副作用対策を考慮した治療戦略のひとつになる可能性がある。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 医療ビッグデータを用いたリチウム誘発腎障害に対する新規予防薬の探索2019

    • 著者名/発表者名
      坂東寛, 合田光寛, 神田将哉, 武智研志, 中馬真幸, 座間味義人, 桐野靖, 中村敏己, 寺岡和彦, 石澤啓介
    • 学会等名
      日本医療薬学会
    • 発表場所
      福岡国際会議場(福岡)
    • 年月日
      2019-11-02
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi