研究課題/領域番号 |
19H00354
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3180:医療薬学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
石川 修平 北海道大学, 北海道大学病院, 薬剤師
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研究期間 (年度) |
2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
510千円 (直接経費: 510千円)
2019年度: 510千円 (直接経費: 510千円)
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キーワード | クロザピン誘発性流涎症 / モデル動物 / N-デスメチルクロザピン / ムスカリン受容体 / リバーストランスレーショナル・リサーチ |
研究成果の概要 |
臨床・基礎両研究の結果から、クロザピン誘発性流涎症の発現にクロザピンの活性代謝物であるN-デスメチルクロザピンが関与している可能性が示された。さらに、100mg/kgのクロザピンを7日間反復経口投与することでクロザピン誘発性流涎症のモデル動物を作成できることが明らかとなった。本研究から、N-デスメチルクロザピンをターゲットとしたクロザピン誘発性流涎症の発現機序の解明が新規治療法の開発に繋がると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臨床および in vivo 研究の結果から、クロザピンの活性代謝物であるN-デスメチルクロザピンがクロザピン誘発性流涎症の原因物質である可能性が示された。本研究で得られた結果は、クロザピン誘発性流涎症の原因物質を明らかとしたものであり、新規治療法の確立に繋がる知見であると考えられる。 さらに、本研究で新たに作成されたクロザピン誘発性流涎症のモデル動物は、ヒトと同様の投与方法であるクロザピンの反復経口投与によって作成されており、臨床状態を反映したモデルであると考えられる。本研究で作成されたモデル動物を用いて臨床と基礎研究を橋渡しすることで臨床応用性の高い研究が可能になると考えられる。
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