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オピオイド誘発性便秘に対するナルデメジンの投与法の確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19H00361
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関岐阜大学

研究代表者

石原 正志  岐阜大学, 医学部附属病院, 主任薬剤師

研究協力者 船渡 三結  
星野 良  
研究期間 (年度) 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2019年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードオピオイド誘発性便秘 / OIC / ナルデメジン / 末梢性μオピオイド受容体拮抗薬 / Naldemedine
研究成果の概要

今回の研究において、オピオイド誘発性便秘(Opioid-induced constipation、以下、OIC)に対するナルデメジンは既存緩下剤の有無に関わらず、ナルデメジン追加により便秘は顕著に改善することが示された。また、ナルデメジンはPS不良(3または4)の患者においてもナルデメジン追加により便秘を改善させることが示された。しかし、今回対象とした「入院患者」では全体の症例数が少なく、ナルデメジン使用患者の全体像を反映していない。多くの症例は外来通院患者であるため、これらの患者でも患者日誌等を用いて前向きコホート研究として調査し、ナルデメジンの有効性及び安全性を評価していく必要がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

OICはオピオイドを服用するほとんどの患者で誘発される副作用であるため、オピオイドを開始すると同時に対策する必要がある。しかし、便秘対策に用いられる適切な緩下剤がどれなのかは明確ではない。今回の研究ではOICの患者にはナルデメジンの追加が有効であることを示し、さらにPSが不良な患者に対しても有効である可能性が考えられた。しかし、OICに対する予防的効果は今のところ立証できておらず、さらなる研究が必要である。この点についても明らかとなれば、OICに対する緩下剤の投与法アルゴリズムを確立することができ、OICに対する緩下剤の適正使用の推進につなげることができるため、学術的意義は大きいと考えらえる。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 緩和医療~知っておきたい最新のエビデンス2019

    • 著者名/発表者名
      石原 正志
    • 学会等名
      日本緩和医療学会
    • 発表場所
      三重大学医学部
    • 年月日
      2019-12-07
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] Q&Aでわかる がん疼痛緩和ケア第2版2019

    • 著者名/発表者名
      的場 元弘, 加賀谷 肇, 他(共著)
    • 総ページ数
      475
    • 出版者
      株式会社 じほう
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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