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カペシタビンによる手足症候群の重症化回避を目指した保湿ケア技術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19H00362
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関九州大学

研究代表者

槇原 洋子  九州大学, 病院薬剤部, 薬剤師

研究協力者 渡邊 裕之  
辻 敏和  
中原 剛士  
江頭 伸昭  
研究期間 (年度) 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
540千円 (直接経費: 540千円)
2019年度: 540千円 (直接経費: 540千円)
キーワードカペシタビン / 手足症候群 / 角質水分量 / 肌水分計 / 保湿剤
研究成果の概要

カペシタビン療法(1コース : 2週投与1週休薬)を受ける外来患者を対象とし、カペシタビン開始前、1コース終了毎に手足の角質水分量を携帯型肌水分計で測定し、その経時的推移と手足症候群重症度の関係を調査した。
その結果、手足症候群の発現率は71.4%であり、初回と2コース終了時の角質水分量の差を手足症候群重症別に比較したところ、足底および踵の角質水分変化量と手足症候群重症度には負の相関が認められた。このことから、HFSが重症化すると、足裏の角質水分量は低下する傾向が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

HFSの重症度と足裏の角質水分量低下との相関関係が示唆された。このことから患者の水分量に応じて最適な保湿剤を選択するなど、患者個々の保湿対策が実践できるようになり、手足症候群の重症化回避も期待できる。また、本研究で使用する携帯肌水分計は、肌に軽く押し当てることで測定でき患者への侵襲性が極めて低い。また高価な設備を必要としないため、安全性と経済性の観点から他施設においても実践可能である。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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