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急性腎障害における尿沈渣検査の有用性検証

研究課題

研究課題/領域番号 19H00374
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関東京大学

研究代表者

森田 賢史  東京大学医学部附属病院, 臨床検査技師

研究期間 (年度) 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
470千円 (直接経費: 470千円)
2019年度: 470千円 (直接経費: 470千円)
キーワード急性腎障害 / 尿沈渣検査 / バイオマーカー
研究成果の概要

本研究は, 急性腎障害(AKI)における尿沈渣検査の有用性検証, およびAKIの新規バイオマーカーとの関連を解析することを目的とした. 本研究の結果, L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)は尿沈渣中の尿細管上皮細胞数, 硝子円柱数, 顆粒円柱数, 上皮円柱数と正の相関を示し, 好中球ゲラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)は尿細管上皮細胞数, 顆粒円柱数と正の相関を示した. さらに対象サンプルをAKI, 非AKI群に分類し, 尿沈渣成分によるAKIの診断能を評価した結果, 顆粒円柱が最も有用な指標と考えられた. 以上より, 尿沈渣検査はL-FABPやNGALと関連し, AKI診断において有用な指標のひとつと考えられた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

尿沈渣検査は簡便かつ安価な検査であり, L-FABPやNGALといったバイオマーカーの測定に比べ, 施設規模によらず実施可能であるという利点がある. 本研究の結果から, 尿沈渣成分とバイオマーカーの関連が示され, 尿細管上皮細胞や各種円柱の種類や出現数を評価することが, AKIの病態把握に有用な可能性が示唆された.

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 尿中NGALおよびL-FABPと尿沈渣成分の関連2019

    • 著者名/発表者名
      森田賢史
    • 学会等名
      第66回日本臨床検査医学会学術集会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター(岡山県)
    • 年月日
      2019-11-22
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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