研究課題
奨励研究
本研究では、覚醒下手術時において使用される薬物およびその投与方法に関して実態調査を行い、本邦での脳腫瘍覚醒下手術における麻酔薬使用の傾向を明らかにした。また、血液中および脳組織中において麻酔薬および種々抗てんかん薬濃度を感度良く定量する分析方法を構築し、臨床応用へと進めた。
脳腫瘍摘出術では術中に患者を覚醒させ、脳機能評価を行いながら手術を進める覚醒下手術が実施されている。しかし、術中に使用される麻酔薬プロポフォールや抗てんかん薬の使用方法には更なる適正化が必要とされる。本研究により、覚醒下手術中におけるプロポフォールおよび抗てんかん薬の体内動態が明らかになり、最適な治療効果を得るための薬物投与方法の確立につながることが期待される。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)
Acta Anaesthesiol Scand
巻: - 号: 6 ページ: 735-741
10.1111/aas.13554