研究課題/領域番号 |
19H00406
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3180:医療薬学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
安達 真紀子 鳥取大学, 医学部附属病院, 薬剤師
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研究期間 (年度) |
2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
530千円 (直接経費: 530千円)
2019年度: 530千円 (直接経費: 530千円)
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キーワード | 健康食品 / サプリメント / 薬学的管理指導ツール / 保険薬局薬剤師 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、薬局薬剤師が健康食品の「管理指導ツール」を用いて患者の健康食品利用に対して薬学的管理を行うことで、積極的かつ効果的な介入が可能となるかを明らかにすることである。薬剤師へのアンケート調査より、患者情報に基づいた健康食品の薬学的管理が十分に行われていない現状が確認された。保険薬局で使用されている初回問診票の健康食品使用状況確認項目を標準化したところ、薬剤師による健康食品利用患者への対応頻度が増加した。一方で、患者から得られる製品情報が曖昧で、指導・介入が困難となっている実態も明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究実施により、健康食品利用患者に対する薬学的管理指導業務の実態ならびに問題点を明らかにした。「管理指導ツール」を用いて患者からの情報収集内容を標準化し薬学的管理指導項目を明確にすると、薬剤師による指導・介入が促進される可能性が示唆された。健康食品利用患者に対する薬学的管理指導業務の標準化は、薬剤師による健康支援や疾病管理などの医療の質向上ならびに外来通院患者の安心・安全な薬物治療につながることが期待される。
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