研究課題/領域番号 |
19H00437
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3200:腫瘍学、ブレインサイエンスおよびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
村田 佳彦 筑波大学附属病院, 病理部, 臨床検査技師
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研究期間 (年度) |
2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
540千円 (直接経費: 540千円)
2019年度: 540千円 (直接経費: 540千円)
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キーワード | リン酸化ECT2 / 腫瘍の浸潤度 / T因子 / p-ECT2 |
研究成果の概要 |
肺腺癌は罹患数が多く、最も死亡率の高い悪性腫瘍の一つである。申請者は、これまでに肺腺癌の癌発生初期に起こった遺伝子異常として新規の予後関連遺伝子ECT2(epithelial celltransforming 2)を見出した。本研究においては、臨床検体において、このECT2のリン酸化の程度と臨床病理学的意義について関連を検討したところ、腫瘍の浸潤の程度やT因子に関連を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ECT2の機能として、Rhoを活性化し、細胞分裂に関与していることが報告されているが、癌においては、細胞質内でPKCι-Par6α複合体と結合し、Rac1、MAPK経路を活性化させて癌の浸潤、増殖に関与しているとの報告がある。しかしながら、ECT2がPKCι-Par6α複合体と結合した際にリン酸化され、その下流のMAPK経路を活性化することは知られているが、リン酸化ECT2(p-ECT2)自体のリン酸化の程度と臨床病理学的意義との関連は未だに不明であり、本研究ではp-ECT2の臨床病理学的意義を解明する。
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