研究課題/領域番号 |
19H00439
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3200:腫瘍学、ブレインサイエンスおよびその関連分野
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研究機関 | 愛知県がんセンター |
研究代表者 |
青山 貴洋 愛知県がんセンター, 放射線治療部, 診療放射線技師
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研究協力者 |
荏原 充宏
宇都 甲一郎
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研究期間 (年度) |
2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
540千円 (直接経費: 540千円)
2019年度: 540千円 (直接経費: 540千円)
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キーワード | 放射線治療 / ボーラス / 熱可塑性 / 形状記憶 / 品質管理 / 線量計算精度 |
研究成果の概要 |
熱可塑性形状記憶素材を用いた放射線治療用ボーラスを開発した。開発したボーラスが、従来型のボーラスよりも体表面に密着すること、清拭することで清潔に再利用できること、短時間で作成できることを確認した。また、開発したボーラスは放射線治療計画装置で正確に線量計算が実施できることを確認した。開発したボーラスの原料は米国食品医薬品局で認可された素材であることから、安全に臨床導入することができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がんの3大療法の1つである放射線治療では、皮膚表面に十分な線量を投与するためにボーラスと呼ばれる皮膚等価材シートが使用されることがある。従来型のボーラスは、体表面の凹凸部位に対して密着して設置することが困難であり、十分な線量を投与することができなかった。開発したボーラスは凹凸部位に対して密着して設置することができるため、皮膚表面の腫瘍に対して十分な線量を投与することが可能になり、がんの治癒率の向上が期待できる。
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