研究課題/領域番号 |
19H00444
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3210:内科学一般、器官システム内科学、生体情報内科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
闞 鑫 東京慈恵会医科大学, 消化器・肝臓内科, 研究補助員 (90706186)
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研究協力者 |
小井戸 薫雄 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
540千円 (直接経費: 540千円)
2019年度: 540千円 (直接経費: 540千円)
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キーワード | 膵臓がん / 腸内細菌叢 / ヒトフローラマウス |
研究成果の概要 |
膵臓がん治療で用いられる化学療法は少なく、いずれ治療耐性をきたしてしまうため、標準化学療法治療奏功者(レスポンダー)の選別や新規治療法開発が急務である。近年、特定の腸内細菌叢が様々な疾患に関与することや抗腫瘍効果を増強する腸内細菌叢の存在が報告されてきている。本研究では、膵臓がん標準化学療法の治療効果を規定する腸内細菌叢を明らかにするため、ヒト腸内細菌叢を模倣したマウス(ヒトフローラマウス)の作製を目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
治療効果の異なる患者の糞便を用い作製したヒトフローラマウスに膵臓がん細胞を移植し、化学療法で治療し抗腫瘍効果を評価することで、抗腫瘍効果に関連する腸内細菌叢の存在を明らかにする。また、膵臓がんの標準化学療法のノンレスポンダーに対し、抗腫瘍効果に関連する腸内細菌叢の移植を行うことで、新たな治療法を提案できる。さらに、膵臓がんのみならず様々な疾患の患者糞便から作製したヒトフローラマウスを用いて、腸内細菌叢と疾患の関連性を解析することが期待される。これらのことは学術的に意義があると考える。
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