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リポ蛋白リパーゼを用いた新しい乳び検体処理法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19H00453
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3210:内科学一般、器官システム内科学、生体情報内科学およびその関連分野
研究機関新潟大学

研究代表者

大澤 まみ  新潟大学, 臨床検査技師

研究期間 (年度) 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
450千円 (直接経費: 450千円)
2019年度: 450千円 (直接経費: 450千円)
キーワード乳び / 測定誤差 / リポ蛋白リパーゼ
研究成果の概要

医療現場において頻回に遭遇する患者の乳び検体は、生化学/血液/凝固検査の測定誤差の主因であり、その取扱い処理は臨床検査の重要課題である。本研究では、中性脂肪の分解酵素であるリポ蛋白リパーゼ(LPL : Lipoprotein Lipase)を用いて、乳び検体を高精度かつ低コストで処理できる方法を模索した。検討の結果、LPLを用いた乳び検体の処理方法は、既存の超遠心法や市販の混濁血清処理剤と同様に乳びを除去することが可能であり、有用なツールであることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

臨床検査領域では、検体の性状がもたらす測定誤差は重要な課題である。検体の様々な性状異常のうちのなかでも、乳びは頻度が多く、生化学/血液/凝固検査における偽低値・偽高値をもたらすことが知られている。通常、乳び処理には超遠心が推奨されるが機器が高額なため、対応可能な施設は少ない。また市販の混濁血清処理剤はフロンを含有するため実用的でない。検体測定の精度を向上させるためには、乳び検体処理の代替法の開発が急務である。本研究の成果により中性脂肪を分解するLPLの有効性が明らかになり、乳び検体を簡便に処理でき、高精度かつ再現性の高い測定値を得ることができる可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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