研究成果の概要 |
愛媛大学医学部附属病院・睡眠医療センターで, 入院睡眠検査(PSG)を実施した14例(男性9例, 女性5例, 2~15歳, 平均年齢10.4±4.9歳)を対象に, PSGと携帯型脳波計を同時測定した. PSGによる睡眠ステージは目視により30秒ごとのエポックについて判読した. 携帯型脳波計による睡眠ステージは, 自動化されたアルゴリズムに従って判定を行った. 両者の睡眠ステージの一致率を検討した. 5つの睡眠段階(W, N1, N2, N3, REM)で比較した場合の平均一致率は77.5%であり, 4つの睡眠段階(W, N+2, N3, REM)で比較した場合の平均一致率は82.6%で, ともに高い一致率を示した.
|