研究課題/領域番号 |
19H00469
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3240:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
村上 郁磨 久留米大学, 研究推進戦略センター, リサーチアドミニストレーター
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研究協力者 |
内村 直尚
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研究期間 (年度) |
2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
540千円 (直接経費: 540千円)
2019年度: 540千円 (直接経費: 540千円)
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キーワード | 大学事務職員 / メンタルヘルス / ワークモチベーション |
研究成果の概要 |
本研究は、大学事務女性職員への3ヶ月間の午睡(閉眼)介入と運動介入が、メンタルヘルスとワークモチベーション(以下 : WM)に及ぼす影響を比較・検討することを目的とした。午睡介入の結果、メンタルヘルス項目の「勤労意欲の減退」、「疲労・消耗感」、「社会関係の回避」が改善し、WM尺度の【職務満足感】が向上した。また、運動介入では、メンタルヘルス項目の「やりがい・達成感」、「疲労・消耗感」、「社会関係の回避」が改善し、WM尺度の【他者からの評価】と【職務満足感】が向上した。これらの結果から、午睡介入は運動介入と同様にメンタルヘルスが改善され、大学事務女性職員のWMが向上する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後の大学発展において大学事務職員の役割はさらに重要視されると考えられるが、業務の高度化に伴う煩雑化や短期間で専門性を求められる精神的重圧により、メンタルヘルス及びWM低下の可能性がある。これまで、大学事務職員を対象とした運動介入により、メンタルヘルスとWMを維持・向上する可能性を示唆してきたが、女性職員は食事時間、着替えなどの制約から、退勤後に運動時間の確保が必要であった。本研究の成果により、3ヶ月間の午睡(閉眼)介入は運動介入と同様に大学事務女性職員のメンタルヘルス及びWM向上の可能性が示唆されたことから、休憩時間を利用した、より簡便なケア方法として有効であると考えられる。
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